ねえ ナナ



夢が叶う事と 幸せになる事は



どうして別ものなんだろう




それは未だに分からないよ




あれだけいつも一緒にいたのに


少しもナナの事

分かってなんかいなかった



傷つけている事にさえ
気づかなかった




あたしを許して




ねえ ナナ


今でもあのテーブル越しに

ナナの姿を願わない日はない



心で名前を呼びかけたりする



何度も       何度でも




ノブが作った あの曲を


あの夜ナナが何を願って歌っていたのか



声をふり絞って



あたしの耳に届くように



今なら分かるのに




ああああああ