あれは神様がナナの為に


用意してくれたチケットだったね




あの頃 あたしが もう少し大人で



ナナの弱さに気づいてあげていたら



今とは違う未来があったの?




ライブの朝



ナナは まるでいつもと変わらない様子で



あの窓辺に座ってたよね



でも いつもとは違う匂いがした



シンちゃんから没収した煙草


苦手なはずのBlack Stoneの香り




あの時 知らぬまに つないでいた その手を


本当は   ずっと


握りしめていたかった



いつまでも ずっと




ああああああ