Cookie #80
   Cookie 2月号  2008年12月26日発売  第80話 
今月は1ヶ月早かったなあ♪ いつもは20日ごろになるとうきうきそわそわするんだけど、何かと色々気が紛れる(?)ことが多くて(週末&祝日もあったしね)、あっという間に発売日が来た、という感じで何か得した気分。
今回は駅前のロー○ンには用はないので、ムダに早起きはせず、「忍」の一文字で昼休みまでガマンしましたの。ダッシュでご飯食べて、本屋に走りましたの。そしてトイレで読んだの(照)。あまりに出てくるのが遅いので外からノックされちまいました。ハイ、すいません。形だけでも水流して出たのヨ。


感想
レンがついに葬儀場に運ばれた。奈々は朝になって、そこへ移動したみたい。外にはさすがにたくさんの報道陣が。その中に倉田の姿。

「現場に居合わせといて写真一枚撮ってないってどういう事だよ!おまえそれでもカメラマンか!」

と工藤のセリフ。警察署から、倉田が電話した、その言葉を思い返し、自分の中で葛藤してるんでしょうか。
まあ工藤にすりゃ、当たり前のことを言ってるだけ。記者である前に一人の人間?報道マンとして、どっちを選ぶか別れ道。人道に反する三宅と菅原よりはよっぽど倉田の方が人間らしいってことだね。
・・・ああもう、とりあえず倉田はもうええわ!次いこ、次!!

葬儀場のエレベーターで会うタクミと奈々。タクミは忙しさのあまり、奈々が来てる事に気付いてなかったのか。

「やっぱり視界に入ってなかったんだ 2時間も前からいたのに」

「タクミにとってはこれも仕事なんだ」




・・・・・・・・・・・


しゃーーーーーないよ、それは。  奈々!!!!



身寄りのないレン、葬儀を仕切るのはトラネスリーダーのタクミしかおらんやん。逆に、仕切らんかったらこれまた「タクミ、何しとんねん?!」ってなるやん。(読者としては、やけど。) わかってあげようよ、そこは。
ツライのもわかるけど!

そして下の階に降りると、ノブが電話してるのはたぶん朝海。電話が終わり、一緒に話す2人。

「今だけはノブの優しさに甘えていたい・・・」

状況が状況だからね、わからなくはないよ。奈々だって、誰かに寄りかかっていたいんでしょ。そりゃそうでしょ。本来、そんなに強いわけじゃないからね。図々しいって自分でわかってるんだから、そこは許そう(何様)。

しかしそこでノブ。

「ナナはおまえが付いてないとダメなんだよ・・・なるべくナナのそばにいてやって。」

さあ、ノブに甘えてる場合じゃなくなった?!?!


 「なるべく」 ね。うん、難しいよね。


 「普通」ってどういうこと?   「たくさん」ってどれくらい?


って話になってくるよね。人によって違う概念。ものさし。

「あたしのなるべくはどれ位だろう ずっと ナナのそばにいてあげたい。
その為にはどうすればいいんだろう。今までみたいなその場しのぎじゃもうダメなんだ。」

「おれ昨日はその場しのぎであんな風に言ったけど」

ってノブの言葉が刺さったみたい。ってゆーか、今までは「その場しのぎ」やったんかい?!(汗) と思ったんですが・・・

ここで「ずっとそばにいる為にはどうすればいいんだろう」って考えてるけど、それが今後の2人のNANAにとって鍵になるような気がしますなあ〜〜〜さあ、どうでしょうなあ〜〜・・・わかりまへんが。。。

葬儀場についにナナを乗せた車が到着した!!結局、どうやってたどり着いたのかわからんままやけど。。。
報道陣が一斉にフラッシュをたく。車から降りるも、力が入らず、座り込んでしまうナナをヤスが抱き上げて連れて行く。
そしてヤスにしがみつくナナ・・・・・




ああ、あかんわ。





また涙やわ・・・・・(泣)(泣)(泣)  もう、かんべんして!!!(泣)(泣)




ナオキ、レイラ、シン、マリちゃんがいるのは和室、そこには棺が・・・花をそえてる、そこへヤスやナナが入ってきた。
それに気付いたレイラが・・・・・レイラが!!!!!!あああああ!!!



ナナちゃん・・・  ごめんね・・・  あたしのせいなの

あたしがががガガガぎぐごげごぎぎぐぐげぐおらあーーーー!!!!!




いらんこと言わんでええんやあぁぁーーーー!!!!





慌てて止めようとする奈々、しかしそれよりも先にすかさず


レイラさん!!!



ってシンちゃーーーん!!!♪♪♪やっぱりアナタはステキ☆☆

部屋を出て、シンに腕を引っ張られるレイラ。

あの、あのですね、そのレイラですがね、どうもシンの背中に淡いトキメキを抱いてるように見えるんですがね、それは私の目の錯覚ですかね。だといいんですけどね、ええ、そうであって欲しいとさえ思いますがね。先日の健康診断の視力検査では両目とも1.5でまだまだイケルな、と思ってたんですけどね。うーーん、おかしいなあ。たまたま疲れ目だったのかな。
うん、そうだ、きっとそうだ。そうに違いない。

しかしこの文字はどうやら錯覚ではなさそうだ。


シンちゃん・・・ メールありがとう・・・ ごめんね返信しなくて・・・ でもなんて書けば・・・



そこでシンちゃん、耐え切れずに

「今この時に、この場所でいう言葉がそれかいっっっ!!!!(怒)(怒)」


・・・・・・
あ。違った。そうじゃなかった。シンちゃんはそんなこと言いません。言ったらおもしろかったけどな。

・・・ってスイマセン。ただでさえ悲しい展開、ちょっとでも明るい気分になりたかったもんで・・・(汗)

そう、正しくはこうです。

「もうちょっと相手の気持ち考えなよ!!!」


そうそう!!その通りなのよっっっ!!!

「なんでそんな事もわからないんだ・・・」

まったくその通りだ!!!!アンタはえらいっっっ!!!!

まあでもあれだよ、「あたしのせいなの」って自覚してるってのがわかったから、ここは許そう(だから、何様)。

身近な人の命が亡くなって、悲しまない人間はいない。ましてや、それが「自分のせい」と思うことってほんとにつらいし、取り返しがつかない。この先、きっとレイラは自分を責めるだろうね。いや、そうでないといかんよ。レイラを迎えに行く途中で事故って亡くなった、それは紛れもない事実。この現実をしっかり受け止めてもらわないといけない。まあ、周りは誰もレイラのせいだとは言わないし、思ってもいないだろうけどね。でも我々読者としてはそういうわけにはいきまへんな。
そしてそんなレイラをタクミが支えていくんだろうね。何かすごい目に見えるようだわさ、その光景が・・・。見たくないんだけどさ。実際、即行でフォローに行ってたしね。よくやるよ、まったく。レイラにはとにかく、どうか大人になって欲しいと思います。

未来では「あたしも少しは大人になれたのかなー?」って、あれは心からの笑顔だと思ってるから、あの時点ではだいぶ吹っ切れてるというか、乗り越えてるというのか、そういう感じなんだと思うな。まあ、その直後は泣いてますがね。


話は戻って、和室に置かれた棺。
棺って、すっごい悲しいよね。「箱に入れられてる」ってのがもう何とも、言葉がでないくらい、悲しいです。ついさっきまで元気で隣にいた人間が、あっという間にこんな狭い箱の中に入れられてしまう。それが死というものであり、遺体というものであり・・・。そして他のみんなの喪服姿。ほんとに見たくない光景。

棺に寄り添うヤスやナナ。側には奈々も。棺の中のレンはやっぱり顔に布を巻かれている。ほんとに手だけしか出てないんだ・・・・その指の間にはトラネスのロゴが入ったギターのピック・・・・そんなレンを見てもやはり、まだ現実として受け入れられてなさそうなナナ。何も言わず、泣きもぜす、ただぼんやりと生気を失ったような目で・・・

「銀平さん」 と銀ちゃんに声をかけたのは・・・・おお!木下!!あんた、今までどこにいたのさ?!?!

「どうしても今日中に渡したい物が」

と出てきたのが・・・ナナへのバースデープレゼント。例の小さな包み。
ギターケースの中に入ってた、と、こんな形でしかも木下からナナの手に渡るなんて、予想外だったわ。

「どうか受け取ってあげてください」

涙で訴える木下。

ええ、ええ、もちろん、受け取りますとも!!早く、中開けて♪早く早く♪何入ってんの♪

・・・スイマセン。
でも中身、知りたいやーーん(泣)?!?!

しかしナナ、やはり 「はい、そうですか、では。」 とはいかないよね。逆に怖くて開けられない。無言でその場の席を立ち、背を向けてソファに・・・テーブルにぽつんと置かれたままの包み。開封される時はいつ?!

ここで終わりかと思いきや、まだあるんだ。今回、長いよね。45Pなんだ。78話が短かったから、これでとんとんなのかな。
うまいこと調整するなあ〜と感心。短いより長いほうが嬉しいわ〜。

煙をあげる煙突の側、ヤスとタクミが話す。

「あいつジャンキーな上にあの外傷じゃ あんまり骨はきれいに残んねえかもな
南京錠しか残んねえかも 首と一体化してすごいことになってたけど」

・・・・・く・・・く、、、首・・・と、一体化?!?!・・・・・南京錠が?!・・・(泣)

ほんとに、そんなにぐちゃぐちゃだったの?!?!・・・
「あ〜〜思い出しちゃった」って言ってるもんね、タクミ。見たんだもんね、レンの顔・・・ああもう、凹むわ〜〜・・・

「それで警察が何て?」 とヤス。

うんうん、何て何て?!

「そりゃ不審に思うよ ブレーキ踏んだ形跡もなく自宅に突っ込むなんて」


・・・・って やっぱり!!!!!軽く予想通り(78話(2)参照)でちょいとテンション上がりぎみ。


「でも自殺なら腕は庇わねえだろうし 居眠りか何かだろうって事で一応収まったんだけど」

そっか、結構あっさりしたもんだったのね・・・でもそんな感じで片付けられるんだなって思ったらちょっと寂しいなあ・・・

タクミがしきりに気にしている、レンの薬物所持のこと。
そんなに気にするくらいなら、最初っから止めさせればよかったのに(怒)
でもヤスは

「自損事故でそこまでご丁寧に調べねえよ そんなヒマじゃねえ」

そんなもんなのね、ケイサツって。よく知らんけど。

けど、ほんとにこれで薬の件は闇に葬られるんだろうか?!そんなことでいいんですか?!じゃあ一体何だったの?ってなりますわな。結局、「ナナの幻を見て事故って死んだ」という展開にしたかっただけ、ってことになるんとちゃいますか?!
もうちょい月日が経たんとわからんと思ってずっと待ってたけど、やっと話題に出てきたと思ったらこれだよ???

「本人が死んだんだ それ以上裁きようがねえからだよ」

それで終わりなんすか?ヤッさんっっっ!!!??
うーーーーーーん、何だかなあーーーーー・・・・・・まあ、もうちょい待ってみますがね〜〜〜・・・・

けどその言葉でタクミ、張り詰めてた糸が切れたのかな。その様子に気付いたヤス、

「もう終わったんだよ おまえもしばらく休め」

その後のタクミの表情が描かれてなくてわからんけど、きっと疲れ切ってたんだと思うわ。そりゃそうだろうなあ〜。。。。
お察しします。。。








      そして小さな小さな箱になってしまったレン。







   ねえ レン

   レンがいなくなってから 

   あたし達が目指していた未来は全て白紙になった

   あたしは今もそこに何も描けずにいるの

   ナナがいないと

   始まらないの





背景は、先月号の未来シーン、海でのお墓参りの後のワンシーン。
子供が産まれても、まだ「白紙のまま」なんて、それってちょっと悲しすぎるんじゃないかな。それじゃ、子供がかわいそうだよ。。。

でもねえ〜・・・・うーーん・・・・・
ヤスの「レンが死んだ」という言葉を聞いたナナ、そこで時間が止まった、と言ってる。同じように、奈々の時間も止まっちゃったってことなのかなあ???それも一人ならしょうがないというか、何と言うか、だけど、子供がいるんなら、それじゃダメでしょ、って思うんだけどねーーー・・・・・ここで「タクミもいるんだし、」と言えない自分もやだな(汗)・・・ってか、そういう展開がやだけどね。


ひとまずは、葬儀はこれで済んだ。結構じっくり見せてくれて私は満足。進んでないけどいいよ、全然。ヒーローレンが死んだのに、あっさり葬儀終わらせられたら、どうしようかと思ったし。
次号からの話がどう進むのか、楽しみに待ってます。

ところで、来月って予想は外れて休載みたいだけど(汗)、何でお知らせがないんでしょう???いつも「次回は○号で!」ってあるやん、ちゃんと。一体いつから連載再開なんだよっっ??ってか、何ヶ月もまた休むの???で、コミックは発売になるの?!?!んもーーー頼むよほんと!クッキー発行に間に合わなかったのかな。念入りな公式サイトチェックが必要だな。

80話、長かったのもあるけど、色々言いたいこともあったので、ずいぶん長くなりました。
長々と最後まで読んでいただいて、ほんとにどうもありがとうございました!!!♪♪