Cookie #52
   Cookie 10月号  2005年8月26日発売  第52話
待ちに待ったクッキー発売でございます。そして今月号は付録つき!!嬉しいです〜♪
本屋さんが開くまで待ってられなかったので、ちょうど通りかかったコンビニでさっそく購入。るん♪るん♪


感想
いきなりタクミやレイラ、ヤス、レンたちの高校時代から話が、しかもそれは奈々の語り「ナナの故郷、そしてタクミが生まれ育った場所でもある」という言葉から始まった・・・。 こんな風に、それぞれの学生時代のこと、過去のこと、いろんなことが今後、明らかになっていくのかなあ、って思いました。。。そしてそれは同時に、奈々も知る新たな事実だということにもなるのかな。

レンは高校時代からあの倉庫に住んでたんだ。どうやって生活してたんだろう、なんてヤボな疑問を抱いたり・・・(汗)
レイラはこの頃からみんなに大事にされてたんだね〜。 ヤスは「こんなとこ来るなよ」といい、タクミは「酒なんか飲ますな!」と言い・・・。レンはレイラがヤスにお持ち帰りされたと聞き、「くっそ〜!」と悔しがる・・・ うん??・・・悔しがる?!・・・ってことは?!いや、これは恋愛感情ではなく、「お姫様」への憧れみたいなものでしょうね。「マドンナ的存在」とも言うのかな。ナナがかつてブラストにとっての奈々をそう思ってたような。。。
・・・って思うんだけど、どーなんしょ?ほんとに恋してたんだろうか・・・。

その思い出に浸っていたのはレイラ。レンと二人でその場所にいたら、いやでも思い出すか(笑)昔の恋バナしちゃうけど許してね、ってシンにメール。そのシンは、レイラがレンと二人で過ごすことも、そして昔の恋バナにもやきもちなんか妬かない。何てオトナな16歳!! スゴイわ。なかなかいないよ、そんなの(笑)。そしてレイラも、ナナと二人で過ごすシンにやきもちなんか妬かない。これってお互いの信頼関係が深くなかったらありえないよ、ほんと。二人とも、ホントに大人♪

そしてタクミ×奈々登場。私、何気に二人が同じバスローブ着てるの、好きなんだよね〜♪すごく「くつろいでる感」があると思いません?同時に「ラブラブ感」も伝わってくるんだよね☆
ノブと百合のこととか、子供のこととか、奈々にとっては聞きたくない話を、タクミは軽〜く話すんだよね。奈々の気持ちもわかる。「ノブのことは忘れたい」。 けどタクミの言う事ももっとわかる。「一緒にいるおれ達は、今までのことどれもなかったことには出来ねぇんだから」そーだそーだ、その通り!!普通は(多くの人は)触れたくない事実にはあえて触れないようにするんだけど、タクミは違って、「事実は事実としてありのまま受け入れろ」 という考えなんですねーー!!いや、ステキですよ。マジで。簡単なようでなかなかそれが難しかったりするもんなんですよ。しかもタクミにとってのその「事実」は決して軽くはないはず。 けどそれを「ありのまま受け入れる」んだよ?!それはぜひとも家訓にしたいものです(笑)。
けど、奈々はちゃんとわかってたんですね。タクミもびっくり(笑)。 確かに、普通は(多くは)触れないようにしようとするがために、それぞれの主観が入り、多かれ少なかれ事実はねじ曲がる。そしてお互いの中に溝ができちゃったりするんだよ。
もちろん、受け入れられないことだってある。けどタクミは奈々のすべてを受け入れた。もう、ここに何の言葉もいらないよね。 その結果が少なくとも今現在であり、二人とも幸せだということなんじゃないでしょうか。

奈々の「パパ」という言葉に反応するタクミの表情が微妙で面白い。「ああおれか」って、そーだよあんたしかいないじゃん(笑) 「顔やせクリーム」のあの一コマは漫才ですか?!(笑)タバコを吸うのにちゃんとベランダに出て、窓まで閉めて、こういうさりげないところもほんとにツボですわ☆
奈々はタクミのたくさんのことがわかりましたよね。「物事を残酷な程ありのまま捕える」→「私情を絡めない判断をする」→「人より冷たく感じるがそうではない」→「揺らぎがなく、心強い」とても大事なことに気が付いた奈々。それは私にとってもすごく嬉しいことでした。 人の感情は目に見えるものではない。だからお互い思い合って、築いていくしかないんですよね。

携帯を壊した自分をバカと嘆く百合の部屋。ピンポーンとノブ登場。来たじゃん〜!!どうするのかと思ってたら!そこへ泣きつくわけではなく、ウサギの耳つけて「いらっしゃいませー♪」と明るく振舞う百合の姿がめちゃめちゃ健気なんですけどー(泣)ウルウル・・・
ノブ、すごくいいこと言いましたね。「おれが出てっても何の解決にもならないだろ。おれは何もしてやれない。そんな自分がすげえ悔しい。けど香坂百合が頑張る姿を見届けるよ」 よく言ったぞ、ノブ!「ちゃんと見届ける」それだって十分だよ。それがノブにできることなんだよ。だから頑張れよお!「おれが何とかしてやる」とか、「まかせとけ」とか言ったらもうダメだね、って思ったけど、そうじゃなかった。百合がエロビデオに出るのは平気なわけじゃないはずだけど、それを「別問題」と言うのも
エライと思った。一歩前進した、って感じだけど、今後も目が離せない!「ノブは事実をありのまま受け入れられるか?」に注目したいです。

ヤスと美雨の一連のやりとりはとーーってもいい感じですねー・・・。この微妙な関係が非常に気になるんですけど。
一番気になるのは美雨自身かな(笑)
朝日を浴びて、ヤスのサングラス越しに瞳が映るのがこれまたいいじゃないですか!!この二人、今後の展開が超楽しみです♪♪

そういえば、美雨がホテルに着いた時すれ違ったのは「詩音さん」やん!そして、高校時代回想シーンでヤスのタバコに火をつけていた「ブロンドの子」も「詩音さん」だよな! これはまた確実に登場するぞ。美雨とシュラバとかはいやだよー(泣)

ラスト、ヤスとレイラのまともな「チューシーン」!!(照)「NAOKI」でちらっと描かれてたけど、今回はまともにアップだよー!きゃー!「そーなの?じゃあおれにしとけ」のセリフはかなりツボです。 私、気になる人にそんなこと言われたら即座に「ハイッ」と答えます(笑)。←結構本気(笑)

・・・・ナナーー??おーーい?!・・・・ただの酔っ払い&二日酔いでしたね・・・(汗)


モノローグ
月は欠けているように見えても 本当は常に形を変えずにそこに在るって事 忘れないでね

これは今までと違って、非常に抽象的ですよね。
「人の感情は目に見えないし、たやすく揺れ動くもので、確かなものではないけれど、それでも常に変わらない思いというものも存在するんだよ。 それは、私はずっとずっとナナが大好きだという事。この先どんなことがあってもこの思いが変わることはないんだよ。いつまでもナナのことを思って、ナナを待ってるよ。忘れないでね。。。」
ってことかな〜・・・なんてかなり勝手に想像しました。