NANA COMICS #2
コミックス2巻 2000年12月16日 第1刷発行 |
* 第1話 * |
感想 |
ついに奈々が上京♪列車でのナナとの出会い、そこの「同い年の女が同じ電車で同じ時刻に上京する」ってセリフはかなり好き。しかも、同じ名前ときちゃあ、運命も感じるってもんよね。 ようやく章司と同じ東京で暮らすってことで、ラブラブな生活が待っているんだろうなあって思ってた。しかも、危なっかしいと思った章司は「一緒に暮らそう」とまで言うし、 これって何の問題もなく、幸せな展開なんだとばかり思ってた。そして淳子と京助の語りもよかったなあ。 「奈々と結婚したいんだって」という京助のセリフ、淳子じゃないけど私もびっくりしたよ(笑)。章司、そこまで奈々にホレてるのか、と私はさらに章司ファンに。 そして水越さん登場。やばい。超・私好みの「サラサラロン毛」だよ。奈々同様、私も揺らぎました。 奈々と入ったCDショップでトラネスのポスターと対面するナナ。彼女はそれまでトラネスが「売れてるバンド」ってことを知っていたのか、それともそこで初めて知ったのか、どっちなんだろうね? 部屋の窓辺にピッタリサイズの机とイスを作ったナナ、あんた、何者?!(汗) その場所が後々、すごい重要な場所になっていくんだよな〜・・・ そしてノブ登場シーン、あそこ、絶対レンだと思ったよ!そんなにすぐ再会はしないだろう、と思いながらちょっと期待したけどやっぱり違った、って感じかな(笑) 「俺はギターさえ弾けりゃそれで幸せなんだよ。おまえの歌で・・・」うーーん、いいよねえ!!バンドのメンバー同士って、男女の気持ちを抜きにしてこういう風に思えるってところがやっぱりいいよ!私自身、バンドやってたことがあるのでよくわかります。 バンドメンバーは各々の信頼関係がすごく大事って思う。 ブラスト初ライブ(?)シーン。奈々は初めてナナの歌声を聴いて、確実にとりことなってしまったことでしょう。 |
「勝手に」 奈々の心理 |
1年間、待ちに待っていた東京でのみんなと一緒の暮らし。希望を胸に上京の途中でナナとの運命的な出会い。突然の共同生活で、しかも何もかもが魅力的に感じるナナとの暮らしが、奈々にとっては恐らく章司といる時間よりも
刺激的で楽しいものだったのかもしれない。だって、章司に会えなくてゴネてるわけではなかったでしょ??。 けど、学生である章司に頼ってしまう生活はしたくない、っていう気持ちもすごいわかるのよね。何とか自立して、自分で生活できるようになりたい、そんな思いとナナいう存在。そしてナナの仲間とどんどん知り合っていくうちに、 奈々にも章司たちとは別の世界ができつつあり、その世界が楽しくてしょうがない。 そして淳子に「もっと章司を大事にしろ」と言われ、でも大事にっても何をどうすればいいのかわからない。だいたい私の欲しいものって何だろう、と、 複雑な女心ね。。。やりたいもの、これ、ってもの、これが大事なの!ってものが見つからない、それを求めてるんだけど、そんな自分がまだわかってない、といったところでしょうか。。。 確かにこの時点で奈々には何もないもんなあ。 |
2巻のここがツボ! |
◎「おれはおまえとサチコで手がいっぱいだし」⇒ 奈々の妄想癖の暴走で生まれた「バーチャルサチコ」。これ、かなり最高!自分でふって自分でツッコむところも最高! ◎「おもちゃ買ってやろーかハチ」⇒ 犬っぽい、とナナがつけた奈々の呼び名。かなりナイス。かわいいやん。。 この後、耳が出てシッポ振ってるシーンはかなり好き♪ ◎レンの南京錠⇒CDショップのポスターの前で立ち尽くすナナ、そして奈々の部屋のトラネスのCDジャケットを見つめるナナ。セリフはないけど切ない思いが伝わってくるわ〜・・・。 |